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荒井文昭(あらい・ふみあき)

荒井文昭

役職

教授

略歴

1959年生まれ
東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学
博士(教育学)

研究分野

  • 教育政治の研究(だれが教育を決めてきたのか、だれが決めるべきなのか)
  • 教育の自由と地方自治の関係(学校づくりと地域づくりに関する自治体調査)
  • 学校理事会(アジア・オセアニアにおける教育自治のあり方)

業績

単著として

・『教育管理職人事と教育政治―だれが校長を決めてきたのか―』大月書店、2007年
ほか

共編著として

・「地域と学校の連携をめぐる政策と実践(6-1)」、社会教育推進全国協議会編『社会教育・生涯学習ハンドブック』エイデル研究所、2017年
・「教職員組合運動(1部13章)」、日本教師教育学会編『教師教育研究ハンドブック』学文社、2017年
・牧柾名(インタビュアー荒井文昭、八木絹)『ふたつの憲法を生きる : 教育学者が次世代と語る戦後』花伝社、2016年

・「分権化」にともなう東京都教育機関の一般行政出先機関化」、池上洋通・荒井文昭・安藤聡彦・朝岡幸彦編著『市民立学校をつくる教育ガバナンス』大月書店、2005年
・「地域の民主化とPTA」、PTA史研究会編『日本PTA史』日本図書センター、2004年
ほか

論文として

・「教育と政治の関係をめぐる教育政策研究の課題―教育政治研究の視点から―」『日本教育政策学会年報』第26号、2019年7月
・「主権者の学びと公共施設再編政策」『月刊社会教育』2018年12月号
・「三者協議会を基盤とした防災教育の可能性と課題―高知県・奈半利中学校における三者会の取り組みから学ぶ―」野元弘幸編著『社会教育における防災教育の展開』大学教育出版、2018年8月
・「教員の実践的力量形成政策(教育実習・学校インターンシップ)をめぐる課題」首都大学東京『教職課程紀要』第2号、2018年2月
・「『学校を核とした地域づくり』の今日的課題」『月刊社会教育』2017年3月号

・「ミドルリーダー育成の現状と課題」全国公立学校教頭会『学校運営』2016年1月号

など

メッセージ

 学校や公民館などの教育機関は、本来は子どもや地域住民の学ぶ権利保障のために設置されたものであるはずですが、その管理運営の仕方によっては逆に、子どもや地域住民を管理したり教化する場にもなってしまいます。
 学部ゼミでは、自治体調査活動を通して、教育を決めているのはだれか、それを本来だれが決めるべきなのかを、話しあいながら追求しています。
 大学院ゼミでは、教育政治の研究を、自治体調査活動とあわせて、外国研究、歴史研究、そして理論研究としても追求しようとしています。