研究方針

《教育学とは――専攻の内容・特色》

学校見学で生徒の話を聴く
▲学校見学で生徒の話を聴く

 人が生まれ、育つ過程で、よりよく生きようとする意志が生じるとき、「学び」が生じます。そしてその学びを周囲が援助しようとする試みが「教育」であり、社会の様々な場面に遍在する「教育」を分析対象としているのが教育学です。
社会の再編期にあたる今日、改めて教育に注目が集まっています。少子化のなかで育つ子どもたちにはこれまでにない困難が生まれていますし、増加する外国人やその子どもたちは学校や地域社会に様ざまな課題を投げかけています。そして焦点になっている「教育改革」ではカリキュラムから学校制度・生涯学習まで、あらゆる問題が問い直されている現状があります。教育学研究室では様々な教育課題の解決を目指して社会教育学、比較教育学、教育心理学、教育行政学、多文化教育学など幅広い専門スタッフを揃え、教育という現象について多面的に研究を進めています。

《合意と共同にもとづく研究室の活動》

毎年4月に行われる新歓合宿
▲毎年4月に行われる新歓合宿

毎年4月に行われる新歓合宿

 本専攻では少人数の条件を生かした研究室運営が行われています。多くの演習が合宿や現場調査など多様な活動を繰り広げています。学部学生・大学院生・教員が合意と相互批判の理念によって研究室を運営するという趣旨から、三者懇談会を年二回開催しています。 また、春には新構成員へのガイダンスをかねた研究室全員参加の合宿行事を行うほか、さまざまな親睦・交流活動も活発です。また講義や演習の場を活用した国際的な研究交流も盛んになっています。

《特色ある大学院》

中国・首都師範大学一行来訪

▲中国・首都師範大学一行来訪

 教育学の多様な領域の研究者が密接な協力関係にある利点を生かすことによって、総合的な教育学研究の力量を形成する特色的な大学院教育が実現しており、大学・研究機関で活躍する先輩たちを多数輩出しています。留学生が多数いることも本研究室の特徴です。

 

 

《専門性と総合性を生かした教育・研究の内容》

教育学入門の講義の様子
▲教育学入門の講義の様子

 本専攻の教育・研究上の特色は、各専門領域の先端で活躍する専任教員がそれを学部・大学院の授業に反映させるとともに、研究室所属の全スタッフの協同により総合的な視点から学部生・院生の教育にあたっている点にあります。
まず教員の個性と研究は極めて多彩で、専門スタッフは、二年生で履修する基礎科目「教育学入門」と最終学年で履修する「教育学研究法」をはじめとして協同して学部生の指導に当たっています。また、専任教員と小中高や障害児学校の現場教職員など多彩な非常勤講師が担当する幅広い専門科目から学生が自由に選択し「自分のテーマ」を見つけることを重視しています。

《受験生へのメッセージ》

春の南大沢
▲春の南大沢

 人間と社会の諸問題について具体的に取り組み、働きかける道を探求することが教育への関心となります。さまざまな経験を通して教育への関心を育て、教育学専攻の扉をたたいてください。